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2025年10月3日
まだまだ日中の日差しは、あなどれませんが、
ようやく朝、晩は秋の気配が感じられるようになりました。(更新者:伊藤)
今回更新は、我が心の故郷「長田神社前商店街」をご紹介します。ほとんどの商店街が衰退していく昨今、戦後の復興期から今もなお進化し続けるこの商店街の魅力の一端でもご紹介できたら幸いです。
各地の商店街が最も隆盛を誇った昭和40年代、物心がつきはじめた私は毎年3回、両親に手を引かれて墓参りのため高速長田駅を降り、この商店街の決まったお店で生花を買い、参道を抜け境内前を通って長田墓園に先祖の墓参りをしていました。子供の頃は帰りに立寄るオモチャさん(超合金を買ってもらったなぁ)や、うどん屋さん「力餅」で食べる赤飯定食が楽しみでした。現在、すでに両親は他界し、前述のお店はすでに無く、諸行無常が身に染みるこの頃です。
ところがここ長田神社前商店街に限っては、どこ吹く風、周辺は学校や集合住宅が多く、市営地下鉄と神戸電鉄が乗り入れするため、老若男女を問わず商店街の人通りは昭和時代よりも多いぐらいです。
↓商店街入口 鳥居⛩️と神社境内前
世代交代はあれど、伝統を守ってきた商店街の顔ともいうべき4店舗を以下ご紹介します。
■最初にご紹介するには
↓タマゴカステラの超有名店「加島の玉子焼」
毎年1月9日から3日間盛大に行われる
「兵庫柳原のえべっさん」の縁日で親しまれており、類似の出店は数あれど、神戸っ子の友人の多くは、ここのカステラしか食べないというほどです。
縁日の3日間、長蛇の行列が途切れることはありません。
味の特徴は、特に焼きたては、中が半生で生地が
クリームのように舌にとろけます。ハチミツ入りの優しいお味。昔ながらの味や製法を変えておらず新鮮なタマゴを使っているので、生焼け状態でも安心して食べられます。(私はお腹を壊した人の話を聞いたことがありません)数年前から写真のとおり長田神社の通りに固定店が出来て、普段でも買うことができるようになりました。
■2つ目は
↓その真向かいにある精肉店で特にコロッケの有名な「長田屋」です。ラードでカリカリに揚げた衣は冷めてもカリッとしています。中はジャガイモベースでちゃんとした部位のお肉(スジ肉ではない)と玉ねぎで構成、ベースは飽きのこない濃いめの味がしっかりついているので、食事の後からでも美味しすぎて軽く2,3個いけてしまいます。(1個100円)
■3つめは 商店街グルメシティ内にある
↓洋食レストラン「長田の富士」1950年代からの老舗です。特にハンバーグ&エビフライの定食や富士ランチがおすすめです。ジューシーなハンバーグとプリプリのエビは、洋食好きにはたまりません。
■4つめは
↓「はらだのパン本店」戦後昭和21年創業で30年代から学校給食に卸しており、神戸っ子には馴染み深いパン屋さんです。神戸のベーカリーショップの水準をあげた一翼を担ったお店です。この商店街以外ではスーパーのKOHYO内パン売り場で購入ができます。一番人気はパンではなくパイの「栗っ子」です。バターを贅沢に使ったサクサク食感のパイ生地の中に、丸々栗1個と栗あんの構成で、口の中でフンワリ一つにまとまり1個で大満足する一品です。
今回のご紹介は以上です。
長田神社前商店街の近くを通りがかりの際は
是非立ち寄ってくださいね。